設立趣旨 | |
昨今の建設建築工事現場では、より安全で効率的な工事技術が強く求められています。初心作業者においても熟練作業者と同等の作業効率や安全対策が確保できること、全工期無災害かつ工期短縮が実践できることなど、従来の工事ノウハウだけでは解決し難い課題は少なくありません。これに対し、各地の現場では日進月歩で新しい技術・工法の取り組みがなされています。 私達はこれらの「現場」を出発点として、新しい工法、優れた技術やノウハウを伝え合い研究をすすめてきましたが、経済性、安全性に加え、環境保全をも配慮するためには、より多面的な情報の収集や調査、研究による新しい技術の探索、創出の必要性を感じました。また、情報不足や技術者不足等で、従来の技術・工法からの移行が困難なため、新技術・工法が採用されない現状もあります。 そこで、2000年4月、建設工事に関係する技術者並びに企業の参加を得て「鉄筋コンクリート建設工事研究会(略称SRC=A society for the study of reinforced concrete construction work)」と命名し、浜名湖国際頭脳センター・インキュベートルーム315内に事務局を置き、新たな情報ネットワークを創立しました。 その結果、会員企業が鉄筋の組立方法において2003年6月に特許を取得し、安全で工事を短縮できるこの工法は現在、非営利で提案、技術指導され、多くの公共工事に活用されています。 今後は、より広く建設建築に関する課題に対応できるよう、様々な業界との協働体制を築いていくことが必要であると考え、関連業界だけでなく、異業界へも呼びかけをし、賛同者を募って参りました。業界、立場の相違を超えて、同じ目的のために相互の理解を深め協力し合い、より多くの市民に役立つ事業を推進、展開するためには、特定非営利活動推進法に基づく特定非営利活動法人による運営を目指すことが必要であり、社会貢献の上で重要であるとの意見があり、協議を重ね、設立を申請することとなりました。 |
活動内容 | |
有識者を加えての研究会、講演会の開催、ITを活用した情報受発信、報告書を作成し、調査、研究の成果を広く関係機関へ報せると共に、技術者の養成も含めた提案、助言をしていきます。 技術者養成については、主な養成対象は若年者とし、趣旨に賛同した中堅技術者による指導によるものとし、雇用対策にも貢献できるものと考えます。また、この業界においてもIT化が進んでいるため、従事者のためのIT活用講習会を実施していきます。 |
「AIとは」 | |
Assist(手伝う)、Improvement (改善)の頭文字をとり、アイ(愛)をもって、Eye(目)でよく確認するという意味です。 |
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