TF工法(安全性の向上と工期短縮のための枠型工法)


※TF工法(枠組工法)に関する日本道路公団新技術・新工法への登録内容は以下のとおりです。(登録番号:200200043)

開発概要特徴施工方法単価適用条件実績特徴・評価キーワード活用の効果


【JH提出後の取扱】 一般に公開
【技術名称】 TF工法
【技術副題】 柱筋の組立方法
【作成年月日】 20020701
【技術開発年】 西暦2000年
【分野】 建設
【分野2】 道路
【区分】 工法
【分類】 (大分類)橋梁下部工
(中分類)鉄筋工(防錆・継手等)

☆開発☆

【開発体制】 単独
【開発会社】 株式会社つかさ
【問合せ先】 (会社名)株式会社つかさ
(TEL)053-435-4133
(FAX)053-435-3630
(担当者名)秋山省吾
(E−Mail)akiyama@e-tsukasa.biz
(郵便番号)431-3113
(住所) 静岡県浜松市東区大瀬町688-2

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☆概要☆

【概要】 橋、高架橋を支持する鉄筋コンクリート製の建築物の内部に埋め込む鉄筋の組立方法に関する技術。通常工法ではクレーンで持ち上げた鉄筋を足場の狭い高所で組み上げる。こ の新工法では、地上で組んだものをクレーンで運び設置するだけとなる。作業のスピードアップ、作業員の安全と省人化、品質の向上が実現できる。

【特徴】

橋や高架橋の柱部の施工をする場合、鉄筋を縦の柱状に立て、帯筋を水平配置して結束する組立方法で作業が行われる。通常工法では、足場材で作った作業用ステージで横方向から帯筋を入れて作業をするが、柱部が高く なると足場もどんどん高所になり、危険度が増すという難点があった。
新工法では地上で仮組みした帯筋群をクレーンで吊り上げ保持バーに仮止め固定し、主筋をクレーンで上方より設定位置に下ろした後、帯筋と主筋を結束する方法となる。 通常の工法と全く逆の順序となるが、安全であり、足場材も少なく済み、仕事のコストも下がる。


【施工方法】 足場(20)を柱筋組立部の外周に沿って組付け細長い帯筋受け保持バー(21)を組立た足場の内側に沿って周方向に所定ピッチで起立整列するとともに固定し、平面視枠状またはリング状に組んだ多数の帯筋(30a)を前記各保持バー(21)に下方より上方に向け所定ピッチに仮止め固定して細長い多数の主筋(31a)を前記帯筋部(30)内に上方より差し込むとともに核各主筋(31a)を横方向に所定の間隔をおいて各帯筋(30a)に結束する。
※かっこ内の数字は添付イメージの参照位置を示す。

【単価】 通常の施工の場合に比べ、足場が少なく済むこと、施工が早くできることから、足場代、人件費が節約でき、約30 %安くすることができる。

☆適用条件☆

【適用条件】 トラッククレーン25トン以上、現場によってはもっと大きな物が必要。
【留意点】 施工に当たっては、従来の逆の方法を取っているので、研修が必要となる。
【今後の課題と
開発計画】
新工法での施工は非常に安全性が高いが、さらにより安全な方法も考えていきたい。
【実験等実施状況】 2000年に第二東名敷地下部工工事で実験的にスタートをしました。(株式会社土屋組)

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☆実績☆

【実績JH】

(件数)5件
(名称)
平成11年4月〜平成12年8月二次下請
第二東名敷地工区(東)土屋組鉄筋2.800t

平成12年8月〜平成13年12月二次下請
第二東名宮ヶ島工区三菱建設鉄筋3.700t

平成12年12月〜平成13年4月二次下請
第二東名名古屋南センター森組鉄筋12.000t

平成13年5月〜平成14年4月二次下請
第二東名高岡工区鉄筋2.400t

平成14年5月〜二次下請
第二東名中一色川(うぎタ)鉄筋1.700t

☆特許・評価☆

【特許】 出願中
(番号)特願2000−395743

☆キーワード☆

【キーワード】 安全コスト品質
(自由記入)建設
【開発目標】 省人化省力化作業効率施工精度
安全性作業環境

☆活用の効果☆

【工程】 (改善の程度)短縮
【省人化】 (改善の程度)向上
【経済性】 (改善の程度)向上
【施工管理】 (改善の程度)向上
【安全性】 (改善の程度)向上
【施工性】 (改善の程度)向上
【環境】 (改善の程度)同程度
【汎用性】 (改善の程度)同程度
【品質】 (改善の程度)向上

以上

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